脳は、私たちのほとんどあらゆる活動をコントロールしている司令塔です。
それがうまく働かなければ、精神活動も身体活動もスムーズに運ばなくなり
ます。
認知症とは、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪く
なったためにさまざまな障害が起こり、生活するうえで支障が出ている状態
(およそ6ヵ月以上継続)を指します。
認知症を引き起こす病気のうち、もっとも多いのは、脳の神経細胞がゆっくりと死んでいく「変性疾患」と呼ばれる病気です。アルツハイマー病、前頭・
側頭型認知症、レビー小体病などがこの「変性疾患」にあたります。
続いて多いのが、脳梗塞、脳出血、脳動脈硬化などのために、神経の細胞に
栄養や酸素が行き渡らなくなり、その結果その部分の神経細胞が死んだり、
神経のネットワークが壊れてしまう脳血管性認知症です。
□1 今切ったばかりなのに、電話の相手の名前を忘れる
□2 同じことを何度も言う・問う・する
□3 しまい忘れ置き忘れが増え、いつも探し物をしている
□4 財布・通帳・衣類などを盗まれたと人を疑う
□5 料理・片付け・計算・運転などのミスが多くなった
□6 新しいことが覚えられない
□7 話のつじつまが合わない
□8 テレビ番組の内容が理解できなくなった
□9 約束の日時や場所を間違えるようになった
□10 慣れた道でも迷うことがある
□11 些細なことで怒りっぽくなった
□12 周りへの気づかいがなくなり頑固になった
□13 自分の失敗を人のせいにする
□14 「このごろ様子がおかしい」と周囲から言われた
□15 ひとりになると怖がったり寂しがったりする
□16 外出時、持ち物を何度も確かめる
□17 「頭が変になった」と本人が訴える
□18 下着を替えず、身だしなみを構わなくなった
□19 趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなった
□20 ふさぎ込んで何をするのも億劫がりいやがる
出典/公益社団法人認知症の人と家族の会作成
認知症について理解し、認知症の人や家族を見守る人で、90分間の養成講座を受ければ誰でもサポーターになることができます。
オレンジ色のリストバンドがサポーターの印(→)
「認知症を知り地域をつくるキャンペーン」の一環として、
「認知症サポーターキャラバン」事業を実施しています。
「認知症サポーターキャラバン」は、「認知症サポーター」を全国で養成し、全国が認知症になっても安心して暮らせるまちになることを目指しています。
認知症サポーターは、認知症について正しく理解し、認知症の人や家族を
温かく見守り、支援する応援者です。認知症サポーターには、地域住民、
金融機関やスーパーマーケットの従業員、小・中・高等学校の生徒など様々な
方がおり、全国に300万人を超える認知症サポーターが誕生しています。
(平成24年6月末現在)
<厚生労働省HPより抜粋>
■認知症サポーターキャラバンを紹介するサイトはコチラ
令和4年度年間予定
■交流会
(偶数月の第3月曜日)
4/18、6/20、10/17、12/19、令和5年2/20
(8月はお休みします)
■おしゃべり会
(奇数月の第3月曜日)
5/16、7/11、9/12、11/21、令和5年 1/16、3/20
(7・9月は第2月曜日)
☆2カ月に1度、「つどい」の内容を中心にした会報を会員と関係機関に配布しています。